従来まではメジャーとみなされていなかったPythonですが、WEBアプリの製作や、人工知能への活用など、徐々に注目が集まっています。今後ますますPythonエンジニアの需要が高まることが予想されますが、まだこの分野におけるエンジニアの人口は多くありません。
こうした分野でエンジニアの適性として求められるのは、Pythonの知識やスキルだけに留まらず、プラスアルファの技術を習得していることです。もともとPythonは、明らかな基準とルールが存在する言語なので、属人性が排除されたソースコードを記述することが可能です。そのため、企業側が提供したいサービスの具体的なイメージを、手早くシンプルに書けるエンジニアは重宝されるでしょう。
今後は社内の情報システムやWEBサービスの投資にも、高度な要求が増えることが予想されます。その中で、要求される条件の一歩先まで見据えて、ソースコードをより効率的に積み重ねていける能力が求められます。
また、WEBサービスで使われるケースが多いため、言語の知識だけでなくWEBサービスの内容に関する知識も必要です。というのは、最近では、実装担当のエンジニアにもサービス内容について知見を求める場面が多いからです。特に、SEOなどのWEBマーケティング関連の知識があると役立つでしょう。
その他、実装者の視点に加えて、クライアントやユーザーの視点で分析できる能力も必要です。そうすることで、より広く受け入れられるサービスの構築に繋がるからです。