向いているのはどのような人か

 現在ではさまざまなプラットフォームでいろいろなプログラミング言語が使われていますが、その中にPythonという言語があります。このプログラミング言語は主にUNIX系のOSで広く普及していて、軽量であり、少ないコード数で複雑な命令を実行できることから初心者にも人気の言語です。
 この言語を専門としたPythonエンジニアの仕事は、この言語の特徴であるUNIX系OSで普及しているという背景から、サーバサイドでのシステムを構築することが主な仕事となっています。しかし、サーバーのシステム構築というと、Javaなどの言語でも構築することができますし、特段Pythonを使う意味はないように思うかもしれません。ですが、実はこの言語には他の言語よりも圧倒的に得意としている分野があるのです。
 それは、データ分析という分野で、現在広く利用されるようになってきた、人工知能もこの技術を利用して作られています。この言語は統計分析など、多くのループ処理を軽量に行うことを得意としており、このことが主な理由として人工知能に利用されているのです。では、エンジニアがこの言語を使ってデータ分析をするにあたって、必要なスキルとはどのようなものなのでしょうか。
 データ分析、及び人工知能のシステムを構築するには、ロジック処理や条件処理などを理解する必要があります。つまり、先を読んで命令を組み上げる技術が必要ということで、Pythonエンジニアに向いている人というのはパズルのような地道な組み上げが得意な人だといえるでしょう。